私の今月のシフト、実働は週4日・1日6時間です。育休から復帰して2年が経った今、子どもは3歳になりました。フルタイムで働いていた頃と比べると勤務時間は半分ほどですが、トリマーとしての仕事は続けられています。
湘南辻堂店で働く私が、出産後もこの仕事を続けられている理由。それは制度だけでなく、目の前で一緒に働く人たちの「当たり前の配慮」があったからです。この記事では、復帰を迷っているママさんトリマーに向けて、私が実際にどう働いてきたかをお伝えします。
復帰直後は週3日・4時間からスタートした
育休が明けたのは、子どもが1歳2ヶ月になった春のことでした。復帰前の面談で店長に「最初は週3日、1日4時間でどうですか」と提案されたとき、正直ホッとしたのを覚えています。
というのも、私自身は「早くフルタイムに戻らないと迷惑をかける」と焦っていたんです。でも店長は「無理して倒れたら元も子もない。まずは保育園のお迎えに間に合うペースで」と言ってくれました。
実際に働き始めてみると、1歳児の子育てと仕事の両立は想像以上に大変でした。朝は7時に家を出て保育園に預け、9時半から勤務開始。13時半には上がって、14時半のお迎えに間に合わせる。この4時間の中で担当できるのは小型犬2頭が限界でした。
以前なら1日5〜6頭を回していた自分と比べて、最初は「戦力になっていない」と落ち込むこともありました。でも先輩トリマーの田中さん(仮名)が「2頭でも丁寧にやってくれるだけで助かる。私たちも独身時代は気づかなかったけど、時間内に確実に仕上げるスキルって大事なんだよ」と声をかけてくれて、少し楽になりました。
半年後、週4日・6時間へ移行したときの葛藤
復帰から半年が経った秋、子どもが保育園に慣れてきたタイミングで、勤務時間を少し延ばすことにしました。週4日・1日6時間。9時半から15時半まで働けるようになると、担当できる頭数も3〜4頭に増えました。
この頃、私の中で葛藤があったのは「もっと働きたい気持ち」と「子どもとの時間も大切にしたい気持ち」のバランスです。トリマーの仕事は好きだし、やりがいもある。でも16時のお迎えに間に合わないと延長保育料がかかるし、何より子どもが寂しそうにする。
そんなとき、店長が月1回の個別面談で「今のペースで無理はない?」と毎回確認してくれたのが心強かったです。「無理です」と言える空気があるだけで、実は無理していないことに気づけるんですよね。
SOPRAの時短勤務制度
育児中のスタッフは、子どもが小学校入学前まで時短勤務を選択できます。週の勤務日数・1日の勤務時間は店舗と相談の上で柔軟に調整可能です。
子どもの急な発熱、その日のシフトはどうなった?
復帰1年目の冬、一番つらかったのは子どもの体調不良が続いた時期です。保育園から「38度の熱が出ています」と電話が来るたび、心臓がバクバクしました。
ある日、出勤して1時間後に保育園から連絡が来ました。その日は予約が3件入っていて、すでに1頭目のシャンプーを始めていたところでした。店長に事情を話すと「分かった、すぐ迎えに行って。この子は私が引き継ぐから」と即答してくれました。
その日の残り2頭は、たまたまシフトが空いていた久保田シニアトレーナーが代わりに担当してくださいました。後日お礼を言うと「お互い様だよ。子どもは急に熱を出すものだから」と笑って返してくれたのが忘れられません。
「お互い様」が本当に機能する理由
正直、最初は「迷惑をかけている」という罪悪感でいっぱいでした。でも先輩の一人が「うちの店舗、みんな何かしら事情を抱えてるんだよ」と教えてくれました。
- 通院で月に1回早退する先輩トリマー
- 親の介護で急に休むことがある同僚
- 資格試験の勉強で土曜出勤を調整してもらっている後輩
みんな、それぞれの事情を店舗全体で支え合っているんだと気づいてから、少し肩の力が抜けました。もちろん甘えすぎは良くないですが、「困ったときはお互い様」が本当に機能している職場だと実感しています。
同僚の何気ない声かけが救いになった
制度やシフト調整も大切ですが、私が一番救われたのは同僚の何気ない言葉でした。
復帰して3ヶ月くらい経った頃、仕上がりの遅さに自己嫌悪に陥っていた日がありました。その日、休憩室で一人でお昼を食べていたら、同じ時期に入社した同期が「最近、お子さんどう?」と話しかけてくれました。
「なかなか夜寝なくて、朝起きるのがしんどくて…」と愚痴ったら、「それで仕事来てるだけですごいよ。私なんか独身で一人暮らしなのに、二度寝して遅刻しそうになることあるもん」と笑ってくれました。たったそれだけの会話でしたが、すごく気持ちが楽になったんです。
育児の話ができる環境があること
SOPRAには子育て中のスタッフが複数いるので、休憩時間に保育園の話や子どもの成長について話せる仲間がいます。銀座本店には小学生の子どもがいるトリマーさんもいて、「小学校に入ったら放課後どうしてる?」といった先の話も聞けるのがありがたいです。
トリマーという仕事柄、独身の若いスタッフも多いですが、だからといって育児の話がしづらい雰囲気はありません。むしろ「子ども預けて働くのって大変なんだね」と理解してくれる人が多く、世代を超えた協力体制があると感じています。
今の働き方と、これからのこと
現在、子どもは3歳。週4日・1日6時間の勤務を続けています。来年、子どもが幼稚園に入ったら、勤務時間をもう少し延ばそうかと考えているところです。
フルタイムに戻れるかどうかは、まだ分かりません。小学校入学までは今のペースを維持するかもしれないし、子どもの状況次第で働き方を変えるかもしれない。でも、そのときそのときで店舗と相談しながら調整できる環境があるから、焦らずに決められると思っています。
ペット手当・社員割引も地味に助かる
月5,000円のペット手当と、自社サービス50%割引は家計の助けになっています。うちの愛犬のトリミングも社員割引で利用できるので、実質的な収入アップにつながっています。
「完璧な両立」より「続けられる働き方」を選んだ
復帰前、私は「産後も変わらずバリバリ働きたい」と思っていました。でも実際に始めてみて分かったのは、完璧な両立を目指すと自分が潰れるということです。
今の私は、独身時代の70%くらいのパフォーマンスかもしれません。でも、その70%で確実に仕事をこなし、子どもとの時間も確保できている。この「続けられる働き方」を選べたことが、出産後もトリマーを続けられた一番の理由だと思います。
もし産後復帰を迷っているトリマーさんがいたら、一度SOPRAのエントリーフォームから相談してみてください。店舗見学だけでも歓迎です。私のような働き方をしているスタッフが、実際にどんな1日を過ごしているか見てもらえれば、少しイメージが湧くかもしれません。
最後に
この記事を書いている今日は、12月の初旬。湘南辻堂店の窓から見える海は冬の穏やかな表情を見せています。来年の春、SOPRAは新店舗が続々とオープンする予定で、新しい仲間を募集しています。
独身の方も、子育て中の方も、それぞれの事情を抱えながら働ける場所。私が2年間で実感したのは、そんな職場の在り方でした。この春、新しいチームの一員になるあなたを、湘南の海風と一緒に迎えられる日を楽しみにしています。
