ソプラの研修制度を解剖。新人から幹部候補まで、何をどう学ぶのか

私が入社してから受けた研修時間、累計で約150時間になります。今年で3年目ですが、今も月に1回は何かしらの研修やミーティングに参加しています。SOPRAに入る前、前職のサロンでは「見て覚えて」が基本だったので、正直驚きました。

この記事では、トリマーとして働く私の視点から、SOPRAの研修制度がどんな構造になっているのか、実際に何を学べるのかをお伝えします。これから応募を考えている方、特に「ちゃんと育ててもらえる職場かどうか」を重視している方に読んでいただけたら嬉しいです。

目次

入社1ヶ月目:新人研修の「3本柱」で土台を作る

SOPRAの新人研修は、入社後すぐに始まります。私の場合は銀座本店での座学と実技が中心でしたが、配属店舗によっては六本木店や湘南辻堂店で実施されることもあるようです。

研修内容は大きく分けて3つの柱で構成されています。

1. 技術研修:犬種ごとのカット・グルーミング基礎

トリマーの場合、まずはグルーミングの基本動作から。シャンプー、ドライング、ブラッシング、爪切り、耳掃除といった基礎工程を、銀座本店の先輩トリマーの指導のもと反復練習します。最初の2週間は、正直「こんなに細かく見られるの?」と思いました。タオルの絞り方一つにも理由があって、それを丁寧に説明してもらえたのは今振り返ると大きかったです。

ドッグトレーナー職の場合は、基礎的なコマンド訓練、リード操作、飼い主さんへの指導方法などを学びます。久保田シニアトレーナー(湘南辻堂・恵比寿担当)から直接レクチャーを受けられる機会もあり、新人のうちから第一線の技術に触れられるのがSOPRAの特徴だと感じます。

2. 接客研修:飼い主さんとのコミュニケーション術

技術だけでは現場では通用しません。SOPRAでは「飼い主さんに安心していただくこと」を何より大切にしているので、接客研修にもかなり時間を割きます。

  • カウンセリングシートの書き方
  • 仕上がりイメージの共有方法
  • トラブル時の対応フロー
  • 電話応対・予約管理の基本

私が一番苦労したのは「お客様の希望を正確に聞き取る」という部分でした。同じ「短めに」でも、飼い主さんごとにイメージが違う。それを言語化して確認するスキルは、研修だけでなく先輩との同行OJTを通じて少しずつ身につけていった実感があります。

3. 安全管理研修:事故を防ぐための知識とリスク対応

動物を扱う以上、安全管理は最優先事項です。新人研修では以下のようなテーマを扱います。

  • 犬の健康状態チェック(皮膚・目・耳・歯など)
  • ストレスサインの見分け方
  • 緊急時の対応フロー(発作・怪我・熱中症など)
  • 衛生管理・感染症対策

この部分は座学だけでなく、実際にシミュレーション形式で行われます。「もし施術中にワンちゃんが急に嘔吐したら?」「飼い主さんから持病について聞き忘れていた場合は?」といった具体的なケースを想定して、判断と行動を練習しました。

研修期間中の給与について
新人研修期間中も、もちろん給与は発生します。私の場合、月給制だったので研修中も通常通り支払われました。交通費も全額支給されるので、安心して学びに集中できる環境だったと感じています。

入社半年〜2年目:専門性を高める「中堅向け研修」

新人期間を過ぎると、次のステップは「専門性の深化」です。SOPRAでは、トリマー・ドッグトレーナーそれぞれに中堅向けの研修プログラムが用意されています。

シニアトレーナー認定制度

SOPRAには「シニアトレーナー」という社内認定資格があります。技術・接客・後輩育成のすべてにおいて一定の基準をクリアした人だけが認定される仕組みで、現在は鵜澤(六本木)、久保田(湘南辻堂・恵比寿)、寺原(銀座本店)、宮武(池袋)の4名が認定されています。

私も今、このシニア認定を目指して勉強中です。認定を受けるには以下のような条件があります:

  • 実務経験2年以上
  • 月間担当件数100件以上(トリマーの場合)
  • 顧客満足度スコア平均4.5以上(5点満点)
  • 社内筆記試験・実技試験の合格
  • 後輩指導の実績

正直、簡単ではありません。でも、目指す過程で自分の弱点が明確になりますし、先輩たちがサポートしてくれる環境があるので、「無理ゲー」という感じではないです。

専門分野別の研修プログラム

中堅以降は、自分の興味や強みに応じて専門分野を深める研修を選択できます。私が参加したものを含め、いくつか例を挙げます。

  • 犬種別カット技術研修:プードル、シュナウザー、テリア系など特定犬種に特化した技術向上
  • 問題行動改善トレーニング:吠え癖、噛み癖、分離不安などへの対処法
  • パピートレーニング専門コース:幼稚園業務に関わるスタッフ向け
  • シニア犬ケア研修:高齢犬への配慮、健康管理、飼い主さんへのアドバイス方法

これらの研修は月1回程度、店舗を横断して実施されます。他店舗のスタッフと情報交換できるのも、この研修の良いところだと思います。

外部研修・資格取得支援

SOPRAでは、外部のセミナーや資格取得にかかる費用を一部補助してくれる制度もあります。私は昨年、JKC(ジャパンケネルクラブ)のトリマーライセンスB級を取得しましたが、受験費用の半額を会社が負担してくれました。

他にも、動物看護師資格やペット栄養管理士などを目指しているスタッフもいて、会社としても資格取得を推奨する姿勢があります。

3年目以降:リーダー・幹部候補への「マネジメント研修」

3年目に入ると、店舗運営やチームマネジメントに関わる機会が増えてきます。私はまだ参加していませんが、先輩から聞いた内容をもとに、リーダー候補向けの研修についてもご紹介します。

店長候補研修

将来的に店長を目指すスタッフ向けに、以下のようなテーマで研修が行われます。

  • シフト管理・人員配置の最適化
  • 売上管理・原価計算の基礎
  • スタッフ育成・面談スキル
  • クレーム対応とリスクマネジメント
  • 店舗運営における数値管理(KPI設定・分析)

SOPRAは現在14店舗ありますが、2026年秋にかけて新店舗も続々オープン予定です。つまり、店長ポジションのニーズは確実に増えていく。実際、私の先輩も今年から新店舗の立ち上げメンバーに選ばれて、店長候補として研修を受けています。

経営幹部向け研修

さらに上を目指す人には、経営レベルの研修も用意されています。これは店長経験者や、複数店舗を統括するエリアマネージャー候補向けのもので、外部講師を招いた経営戦略や財務、労務管理などを学ぶそうです。

正直、私はまだそこまでのイメージは持てていませんが、「この会社で長く働いて、いずれは自分も後輩を育てる側になりたい」という気持ちは少しずつ芽生えてきました。

研修制度の「リアル」——良い点と課題

ここまで制度を説明してきましたが、実際に受けてみて感じた良い点と、正直ちょっと大変だなと思う点も書いておきます。

良い点

  • 段階的に学べる安心感:いきなり現場に放り込まれるのではなく、ステップを踏んで成長できる
  • シニアトレーナーの技術を間近で見られる:トップレベルの技術を持つ先輩から直接学べるのは大きい
  • 自分のペースで専門性を深められる:中堅以降は選択制なので、興味のある分野に集中できる

ちょっと大変な点

  • 研修がある日は拘束時間が長くなる:月1回とはいえ、研修日は閉店後に2〜3時間かかることも
  • 課題が出ることもある:座学の後にレポート提出を求められたり、次回までに練習しておくよう言われたり
  • 新人のうちは覚えることが多くて正直しんどい:私も最初の3ヶ月は、毎日ノートを見返して復習していました

ただ、しんどさ以上に「ちゃんと教えてもらえている」という実感があったので、私は続けられました。前職では「わからないことは自分で調べて」と言われて放置されることもあったので、その点SOPRAは対照的です。

「教育にお金をかける会社」かどうかの見極め方

求職者の立場で気になるのは、「本当に研修制度が機能しているのか?」という点だと思います。求人票には立派なことが書いてあっても、実態は形だけ…ということ、業界ではよくありますよね。

SOPRAの場合、以下のような点で「本気度」が伝わってきました。

  • 研修を担当するシニアトレーナーが、通常業務の一部として研修時間を確保されている(片手間ではない)
  • 外部講師を招くこともあり、費用をかけている
  • 研修参加は勤務時間としてカウントされ、時間外手当も出る
  • 研修用の資料やマニュアルが整備されていて、いつでも見返せる

もしこの記事を読んで興味を持っていただけたら、エントリーフォームから応募して、面接時に「実際の研修内容を詳しく聞かせてください」と質問してみてください。その答えの具体性で、本気度が測れると思います。

SOPRAで学べることは、技術だけじゃない

この記事では研修制度の「構造」をメインに書いてきましたが、私がSOPRAで得た一番大きなものは、「学び続ける姿勢」かもしれません。

トリミング技術は、一度身につけたら終わりではありません。犬種ごとのトレンドも変わりますし、新しいカット技法も次々出てきます。ドッグトレーニングも同じで、行動学の研究は日々進化しています。

SOPRAにいると、周りのスタッフも常に何かを学んでいて、刺激をもらえます。先週も、六本木店の先輩トリマーが新しいトリミング技法のセミナーに参加してきて、その内容をミーティングでシェアしてくれました。こういう「学びを共有する文化」が自然とあるのは、この会社の大きな魅力だと感じています。

もちろん、すべてが完璧というわけではありません。研修制度も日々改善されている途中ですし、店舗によって若干の違いもあります。でも、「スタッフを育てよう」という会社の姿勢ははっきり感じられます。

最後に:これから応募を考えているあなたへ

この記事を読んでくださっているあなたは、きっと「ちゃんと成長できる職場で働きたい」と思っている方だと思います。私も3年前、同じ気持ちでSOPRAの門を叩きました。

正直に言えば、研修が充実している分、最初は大変です。覚えることも多いし、求められる水準も決して低くありません。でも、その分だけ確実に力がつきます。そして何より、「一人で悩まなくていい」環境があります。

もしあなたが今、「前職では教えてもらえなかった」「独学に限界を感じている」「もっと専門性を高めたい」と感じているなら、SOPRAの研修制度はきっと力になると思います。

トリマー募集要項ドッグトレーナー募集要項も合わせてご覧いただき、少しでも興味を持っていただけたら、まずは気軽にエントリーしてみてください。面接では、この記事には書ききれなかった具体的なエピソードもたくさんお話しできると思います。

SOPRAのスタッフ一同、あなたからのエントリーを心待ちにしています。

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