「新店舗立ち上げの経験がある人材は、転職市場で強い」。これは、ペット業界の採用担当者の間でよく交わされる言葉です。SOPRAでは2026年秋、首都圏で複数の新店舗を同時オープンする計画が動いています。私自身、3年前に湘南辻堂店の立ち上げメンバーとして関わった経験があり、今回はその経験を踏まえて、これから応募を考えている方に向けて「オープニングスタッフの本当のところ」をお伝えしたいと思います。
立ち上げメンバーとして経験した、想定外の日々
湘南辻堂店がオープンする2ヶ月前、私は銀座本店からヘルプという形で現地に入りました。トリマーとしての業務はもちろんですが、それ以上に驚いたのは「何もかもゼロから作る」という現実でした。
什器の配置、トリミング用品の在庫管理、地域の動物病院への挨拶回り、近隣住民への説明会の準備。久保田シニアトレーナーが中心となって進めていましたが、私たちスタッフも毎日のように「これはどうしますか?」という判断を求められました。正直に言うと、最初の1週間は「こんなはずじゃなかった」と思った瞬間もあります。
立ち上げメンバーの主な役割
- オープン前の店舗準備(備品搬入、動線確認、システム設定)
- 地域へのPR活動(チラシ配り、SNS発信、イベント企画)
- 初期のお客様対応とリレーション構築
- 新人スタッフへのOJT(オープン後に増員があった場合)
- オペレーション改善の提案と実行
でも今振り返ると、あの2ヶ月で私が得たものは計り知れません。トリミング技術だけではなく、店舗運営の全体像が見えるようになったこと。地域のお客様と直接つながりを作れたこと。そして何より、「自分たちで作り上げた店舗」という実感が、その後のモチベーションを大きく変えました。
新店舗で得られる成長機会、そして責任の重さ
既存店で働く場合と新店舗立ち上げメンバーになる場合、何が違うのか。私の実体験から言えるのは、「主体性を求められる度合い」が圧倒的に異なるということです。
既存店にはない裁量と意思決定の経験
銀座本店で働いていた頃、私は与えられた業務をこなすことに専念していました。それはそれで充実していましたが、湘南辻堂店では違いました。
例えば、地域の飼い主さんからの要望で「早朝預かりサービス」の導入を検討する場面がありました。久保田シニアトレーナーは「みんなで考えよう」と、スタッフ全員で実現可能性を議論する機会を設けてくれました。シフト調整の難しさ、需要予測、料金設定。私たちの意見が実際のサービスに反映され、それがお客様に喜ばれる。この一連のプロセスを経験できたことは、今の仕事への向き合い方を根本から変えました。
地域との関係構築という、見えにくい大切な仕事
オープン前の挨拶回りで、ある動物病院の院長先生にこう言われたことがあります。「この地域には、もう何年も通っているトリミングサロンがあるんですよ。どうして今、新しい店が必要なんですか?」
その質問に、私は言葉に詰まりました。でも、その経験があったからこそ、「SOPRAが大切にしている、犬の行動学に基づいたケア」について、自分の言葉で説明できるようになったと感じています。オープン後、その院長先生からの紹介で来店してくださったお客様もいらっしゃいました。
立ち上げメンバーの現実
立ち上げ期は想定外の事態が次々と起こります。備品の納品遅れ、予約システムの不具合、オープン初日の混雑で対応が追いつかない——。華やかなオープニングの裏側には、そういった泥臭い現実もあります。「決まったことだけやりたい」という方には正直、向いていません。
2026年秋オープンに向けて、今求めている人材像
現在、SOPRAでは2026年秋の複数店舗オープンに向けて、トリマー・ドッグトレーナー・幼稚園スタッフを積極採用しています。具体的な店舗エリアはまだ公開段階ではありませんが、首都圏を中心に展開予定です。
経験者に期待する役割
トリマー経験3年以上の方には、技術面だけでなく、新人スタッフへの指導や店舗オペレーションの構築にも携わっていただきます。2026年秋採用のトリマー募集ページでは、具体的な待遇や研修制度についても詳しく記載していますので、ぜひご覧ください。
ドッグトレーナーの方には、各店舗の幼稚園プログラムの立ち上げをお任せします。鵜澤・久保田・寺原・宮武といったシニアトレーナー陣のサポートを受けながら、地域に合わせたカリキュラムを一緒に作っていく役割です。
未経験・若手に伝えたいこと
「立ち上げメンバーは経験者だけのもの」ではありません。実際、湘南辻堂店のオープン時には、専門学校を卒業したばかりの新人トリマーも2名参加していました。
彼女たちは最初、戸惑いながらも、先輩スタッフの背中を見て急速に成長しました。今ではそれぞれが指名のお客様を多く抱え、店舗の主力メンバーになっています。若手だからこそ持っている柔軟性やフレッシュな視点が、新店舗には必要なんです。
ただし、正直なところ、サポート体制は既存店ほど整っていません。分からないことを自分から聞く姿勢、試行錯誤を楽しめるマインドがないと、しんどい時期もあるかもしれません。
立ち上げ後のキャリア、実際のところ
湘南辻堂店の立ち上げメンバー7名のうち、3年経った今も全員が在籍しています。それぞれのキャリアは多様です。
私は今、別の既存店で副店長として働いていますが、面接でよく「立ち上げ経験について教えてください」と聞かれます。他のメンバーは、湘南辻堂店でそのまま店長代理になった人、新しくオープンする別店舗の責任者候補になった人、社内の研修担当として本部に異動した人もいます。
共通しているのは、「ゼロから作った経験」が、その後のどんな場面でも自信の土台になっているということ。トラブルへの対応力、判断のスピード、チームをまとめる力——これらは座学では学べないものでした。
立ち上げメンバーのその後(湘南辻堂店の例)
- 店長・副店長へ昇格:2名
- 新店舗の立ち上げ責任者として異動:1名
- 社内研修担当へ異動:1名
- 現店舗で指名顧客を多数抱える主力トリマー:3名
応募を迷っている方へ、正直な話
「新店舗オープン」と聞くと、華やかなイメージがあるかもしれません。でも実際は、地味で泥臭い作業の連続です。オープン前日、什器の配置が決まらず夜10時まで残ったこともありました。オープン初日、予約が殺到して昼食を取る暇もなかったこともありました。
それでも、私はあの経験に参加できて本当に良かったと思っています。自分の手で作り上げた店舗で、お客様の笑顔を見る喜び。チームで乗り越えた困難が、深い信頼関係に変わる瞬間。これらは、立ち上げメンバーだからこそ味わえるものでした。
もちろん、全員に向いているわけではありません。「安定した環境でじっくりスキルを磨きたい」という方は、既存店での採用のほうが合っているかもしれません。トリマー募集要項やドッグトレーナー募集要項では、各ポジションの詳細をご確認いただけます。
ただ、「自分の可能性を試してみたい」「会社の成長と一緒に自分も成長したい」と思う方には、これ以上ないチャンスだと断言できます。
最後に
2026年秋、SOPRAは新しいステージに進みます。首都圏の複数エリアで、新しい店舗が同時にオープンします。
その立ち上げメンバーとして、あなたの力を貸していただけませんか。完璧なスキルは求めていません。必要なのは、未知の状況を楽しめる好奇心と、チームで何かを作り上げたいという想いです。
この秋、新店舗が続々とオープンします。新しいチームの一員になるあなたを楽しみにしています。気になった方は、まずエントリーフォームから、気軽にお話を聞きに来てください。
